アトピーは標準治療で治るのか?
アトピーの標準治療で本当に治るのでしょうか?
アトピー性皮膚炎と診断されると、入浴と保湿のスキンケア、炎症を抑える薬物療法、症状を悪化させる因子探しと対策の3本柱を中心とした標準治療が行われますね。
具体的に言えば、アトピーの方の肌は、皮膚の保護機能が弱まっていることから、皮膚を清潔に保つ入浴(シャワー)と皮膚の潤いを維持する保湿がスキンケアの基本になり大切になってきます。
薬物療法は科学的に有効性が確認されているステロイドや塗り薬のタクロリムス外用薬のことですね。
また、アトピーは生活の中に症状を悪化させる因子があり、患者さんの体質や年齢などによっても違ってくることから、医師にアドバイスをもらいながら、自分の悪化因子を探し、それを避ける対策をして悪化を防ぐようにします。
これがアトピーの患者さんに対して、皮膚科などの医療機関で当たり前のように行われている治療なので、ご存じの方も多いことでしょう。
ですが、標準だから正しいとは限らないと思うのです。
実際にその治療を受けた患者さんのその後の経過を長期に渡って追った詳しい調査などもなく、完治した人がどれだけいるのか、もしくはかえって悪化した人がどれだけいるのか、全く分からないのが実態なんですね。
ですので、膨大な臨床試験などに基づく、唯一無二のアトピーの優れた治療法とは言えないわけです。
もちろん、標準治療を否定しているわけではありません。治った人もいるでしょう。
ただ、もし本当に優れていて誰にでも効果があるようなら、それが普及することでアトピーで苦しむ患者さんがもっと減っている筈です。
ところが、今の有り様は全くの逆で、増加の一途をたどっているのです。したがって、これまでの治療法で改善しないようなら、先入観を捨てて違う方法を試してみることも必要でしょう。